最近子供が読んでる本の中に、ちょっと気になったことがあったので書きます。
話の背景は、省略します。。
————————————————————————————–
主人公の女の子はお金持ちでとても裕福な暮らしをしていました。
そしてその子は貧しい人たちの家に毎晩お菓子を配り歩いていました。
『今日は7軒配ったわ』ってね。
『私は困ってる人を見たら放っておけないの!だから毎晩お菓子を配り助けているのよ。』
と自慢げに話します。
あるとき、その子の家に貧しい子供が訪ねてきました。服も靴も汚く臭い。
すると、彼女は『よく来たわね。さあ、どうぞおはいりなさい』と知らない子を家に入れます。
そして、そこで貧しい子供に渡したのは、
苦い紅茶(彼女は味を知らない)と、
皮をむいた生のジャガイモでした。
(以下の話は省略します。。。)
————————————————
ここでもう分かりましたね。。
彼女は貧しい人たちを助けてるつもりなんですが、
与えたものが 生のジャガイモって。。。苦い紅茶って。。。
本当に相手のことを考えていたら、苦い紅茶もお茶うけに生のジャガイモも出しませんよね。。
お腹すいてる人にお菓子を配っても、お菓子よりパンが良いと思うでしょう?
彼女は、貧しい人たちを助けてる自分に酔っていたんです。
それで満足していたのです。
自分が満たされたいから、助けたふりしてただけだったんです。
思いやりをしたつもりでも、本当に相手のことを考えてないからおかしな”思いやり”をしていたんです。
それは相手からしてみたら、嬉しいとも思えず、彼女の心も伝わりませんね。
ここを押してくださると【北川文月】の応援になります。
皆さんの応援がブログを書く上で大変な励みになりますのでよろしくお願いします。
コメント