夫が楽天のサイトからペアリングを買ったのを知った。
ペアリングに刻印する名前は、
男性用が夫の名前で、女性用が私ではない名前で注文していた。
すやすや子供と寝てる夫を起こした。
怖かった。早く『違うよ。これはね～』という弁解を聞きたかった。
夫は嘘をつくときに、必ず癖があった。
両目を空に向けて、瞬きが多くなる。
それと、都合の悪いことを聞かれるとまず質問には答えないで必ず『なんで？』と、聞き返す。
このセットが嘘のサインだった。
でもそれは夫自信気づいてない仕草だった。
長年、夫と一緒にいたからこそ分かる、妻の気付きだった。
私『最近ペアリング買った？』
夫『えっ？なんで？』
あー。
『なんで？』って言っちゃった。
続けて質問した。
私『○○○ってだれ？』
女性の名前を名指しした。
夫は無言で、例の仕草を始めた。
疑惑は確信に変わった。
こんなこと、前にも何回かあった。
でも、その都度いいわけされてうやむやになってきた。
多分この女性が始めての浮気ではないと初めて分かった。
なぜかわからないが、そのときの私は、『やっぱりね！もうしないでね。』
の一言で終わりにした。
なんでか怒りがまだ沸かなかった。
その時夫は泣いていた。
『寂しかった』と泣いていた。
泣いてる旦那をおいて私は寝室に入った。
ここまではよかった。
このあとに地獄が訪れる。
夫に追求 ～夫の不倫 浮気発覚より
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